2007年05月02日
ハート形の交尾
和名:リュウキュウベニイトトンボ(イトトンボ科)
体長30~40ミリ程度で、南九州から南西諸島に分布している。
池や沼地に生息し緩やかな動きをし簡単に捉えることができる。晴天の午前10時前後に水辺で交尾をしているのがよく見られる。
上部にいる胸部の濃い紅色の方がオスで、下部の胸部が薄い紅色のほうがメスである。
交尾に先立ってオスは、腹の端っこにあった精子を胸の近くの方に移動させる。(そこを副性器と呼ぶ。)メスは、腹の端っこの性器を持ち上げ、オスの副性器に接触することで交尾となる。
お互いの長い腹部を湾曲させて接触している形がハート形に見える。なんとも、ロマンチックじゃありませんか!!
Posted by シマケン at 17:14│Comments(2)
│こん虫
この記事へのコメント
副性器・・・なんとも高度に進化した生き物ー!
他の動物でもいるんだろうか?
是非、教えて欲しい・・
他の動物でもいるんだろうか?
是非、教えて欲しい・・
Posted by 遊悠人 at 2007年05月04日 16:18
>遊悠人さんへ
私の知っている限りではトンボだけです。
どうしてこのような交尾をするんでしょうかね。
敵に襲われた時、逃げやすいのかな?
私の知っている限りではトンボだけです。
どうしてこのような交尾をするんでしょうかね。
敵に襲われた時、逃げやすいのかな?
Posted by シマケン at 2007年05月04日 18:09