1年をシメくくりに来たか

シマケン

2005年12月18日 17:31


          シメ(スズメ目アトリ科)

校舎2階の廊下で立ちすくんでいるのを発見しました。たぶん窓ガラスに激突して脳しんとうをおこしたものと見られ近くによっても逃げる気配さえも感じられませんでした。

そのままにしておくと、カラスに襲われて死んでしまうことがあるので、ダンボールに入れて様子を見ました。1時間後にダンボールから出して放しましたが、ピョンピョンと跳ねるだけて飛べません。

それで、またダンボールに入れて2階から下ろして近くの林に放しました。相変わらずピョンピョン跳びはねていましたが、うまく生き延びるのを願うだけです。ぶつかった際に羽根をやられているのでしょう。林には木の実や昆虫などがいるのでうまく生き延びることをねがいつつ・・・。

野鳥図鑑で調べて見ると、この鳥は体長18cmで日本では北海道の山地に見られ、渡り鳥としても認定され日ソ・日中渡り鳥協定の鳥でもあるのです。

どのようにして、沖縄まで飛んできたのですかね。見た目は、とても太っていてこの体形で長旅ができるかなという感じです。人も鳥も見かけじゃあないんですね。w(゜o゜)w ビックリ!!

剪定ばさみのような鋭い嘴(くちばし)でした。この嘴は、30Kg以上もの力を加えることができるそうです。この嘴で堅い木の実を割って食べるんですね。どおりで、手で捕まえるのが怖かったはずです。

今年もあと2週間たらず、「シメ」という鳥に1年間を締めてもらうのもいいんじゃないかなと、都合良く納得したのでした。



関連記事