スミレの知恵
リュウキュウコスミレ(すみれ科)
琉球産の小型スミレの意で名づけられたようです。八重山諸島で、冬を感じさせてくれる花のひとつです。1月の下旬から咲き始め3月頃まで開花。山道・庭先の片隅で見かけます。
ある本によると、このスミレの種は、甘い袋に包まれていて、それをアリが巣に運ぶときに種をあちらこちらで落とし、袋だけを巣に持っていくのだそうです。
落とされた種が芽を出し、このスミレは、繁殖していくという仕組みだとありました。
そういえば、この植物は、アリの通り道のような所によく生えているのを見かけます。リュウキュウコスミレが生き抜くためにとった方法なんですね。
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